お知らせ

2023/05/04 11:15

福岡県宗像市にあるチョコレート屋の挑戦!

捨てるカカオの皮から『すっきり飲めるカカオビール』を作りたい!

※酒税法上は発泡酒

UMEYA BRAINERY キヨ(左)  FUKUOKA CRAFT デイビット氏(右) 

チョコレートの製造工程で出る『カカオの皮(ハスク)』の多くは廃棄されており、
カカオ豆からチョコレート製造する事業者(Bean to Bar界隈)ではその利用方法について話題になります。

利用される一例として、カカオ染やカカオティー、またパルプに混ぜ込んだり、肥料や飼料としてなど幅広い可能性を模索しています。

今回は、となり町(岡垣)のクラフトビール工房『FUKUOKA CRAFT』に相談し、捨てるカカオの皮を持ち込み、様々なテストや検討を行い、すっきり飲み口のビールを製造することに。

互いに未経験の領域なので、試行錯誤しながら酒設計をしていくことになりました。
2023年4月25日に仕込みを始め、出来上がりは6月初旬予定です。


今回使用するモルト(麦芽)は、イギリス産を使用します。


モルト(麦芽)と熱湯を撹拌


カカオの皮をタンクに投入したところ。湯気でレンズがくもります。


絞りかすの中にカカオ皮が混ざっている様子
この後、酵母を投入し、あとは発酵・熟成を待つのみです。どんなビールになるかは、まだ想像しかありません。

(こぼれ話)クラフトビールは、ホップや複雑な風味、様々な酵母の特性、そして麦本来の味わいを楽しむためにしっかりした飲み口が特徴的です。さらにチョコレートやカカオを使ったビールは、『ダークビール』(黒ビールなど)と呼ばれ、その濃厚な味わいは、コアファンに人気です。

(つづく)

お知らせ Top